知能教育のすすめ


2000年版


 昨今の世情、なかなかに困ったものがある。
 未成年者による続発する凶悪犯罪。虐めによる登校拒否、自殺。学級崩壊。例をあげれば切りがない。子供をもつ親御さんたちの、困惑はどれほどの事だろう。
 だが、過去の気にしても意味はない。問題は、どうすればそのような子供達を減らしていけるのか。何故、そのような子供達が増えるのかをはっきりとさせる事だろう。
 そして、僕は、これらの原因の一端は、知能不足であると考えている。知識ではなく、知能。所謂ところの「賢明さ」と言うやつだ。
 そして、何よりも重要なのは、それは、子供の頃の知能教育により養えると言う事だ。知らない、忙しいでは済まされない。


知能教育

 知能教育で、一番日本で有名なのは英会話だろう。もしくは、知育玩具と言う物。だが、実際のところ、英会話は知能教育の役には立ってない事が多いし、知育玩具は、本当に幼い年齢を対象にしている為に、子供があきてしまえばそれまで。あくまでも、それにより、普段使っていない舌の動きや、発声、考え方がなどが、脳に刺激をあたえ、想像力や理解力の成長を促す。その為の物だ。
 習い事も同様。それなり効果があるが、所詮副次的なもの、効果の程は押してしるべしであろう。こうして例をあげればわかる通り、知能教育とは言っても、日本では玩具を与えるぐらいで終わってしまう。胎教の方が、まだ行われているかも知れない。
 ところがだ、ヨーロッパなどでは、非常に昔からそのような面を考えられていたらしく、実に数十年、いや百年近い実績がある。その手法も非常に洗練された物となっている。
 さて、いったいその手法がどんなものか、非常に気にかからないかい?

 なんと、それはゲームなのである。

 あ、ちょっと勘違いしないでくれ。ゲームと言っても、TVゲームとかでは無い。カードゲームやボードゲームと言った、友達や、家族で遊ぶテーブルゲームの事、言うなれば知能教育ゲームと言ったものなのだ。


知育玩具で遊ばなくなってから

 日本に知育玩具は数あれど、知能育成ゲームは、他の国々比べ驚くほど少ない。僕が知ってるだけで2、3個しかない。だが、昨今は、輸入したそうしたゲームに日本語訳をつけて販売してくれたりもするので、数多くのそうしたゲームが入手可能だ。あちらのボードゲームやカードゲームは、殆ど全てが知育ゲームとしての特徴をもっている。たいていは、通信販売も受け付けているの、遠方の人も大丈夫だ。

 断っておくが、日本のゲームの質が悪いわけではない。単に、日本人の考え方にゆとりが無いと言うだけ。うまく言えないけど、日本では、テーブルゲームは、売れないんだ。いや本当に。  囲碁や将棋? あれは、日本では遊びと言うよりは、儀式に近い立場にあると言える。もしくは“道”かな? 一千年にも及ぶ歴史が、周囲をごちごちに固めてしまっている。嘘だと思うなら真剣に囲碁や将棋をやってる人を、五目並べや崩し将棋などに誘ってみると良い。まずたいていは断られる。
 麻雀? あれは、秀逸なテーブルゲームなんだが、こまった事に日本ではギャンブルとしての認識が強すぎて、子供に遊ばせるには、なにかと風当たりが強い。なのにトランプのポーカーとかなら大丈夫なんだから。
 つまり、日本では、昔からあり、今でも「ゲーム」と言える物は、カルタ、すごろく、福笑い、ぐらいしか無くなってしまったわけだ。
 そんな社会で、テーブルゲームがどれほど売れるだろうか? つまりは、そういう事である。日本の玩具メーカーも売れないゲームを作る余裕は無いと言う事だ。実際、世界のテーブルゲーム会社も、日本の市場はあきらめていると言うぐらいひどいらしい。TCGだけは唯一の例外みたいだけど。

 日本ほどテーブルゲームのユーザー層が発達していない国は、先進諸国でも珍しいらしい。たとえば、「帽子取り」と言うドイツのテーブルゲームがあるのだが、発売75周年を迎えた1998年で、実に2500万個を売上げ、今なお世界中で売れつづけていると言う。実に毎年約33万個を売り上げていると言う計算がなりたつわけでその人気の程ははかりしれない。
 何せ、あの、日本で最もうれたゲームソフトスーパーマリオブラザーズの販売数が約400万個なのだから、押して知るべし。
 そのようなゲームですら、日本での販売数は数百個止まり。多分読んでる人の殆どが聞いたことも無いのではないだろうか。

 話を戻そう。

このサイトはそんな、楽しく簡単に行える知能教育ゲームを、僕が実際に遊んだ物の中から、今でも入手できる(日本語ルール付)物を紹介していくサイトである。
 ちょっと気になった人は見て行ってほしい。


ものごとを我慢する事を教える。  記念すべき第1回は、名作と誉れ高い、カードゲームに「クク」と言う物がある。もともと数百年前のフランスのカードゲームだが、日本でも復刻版がでている。

 ルールをざっと説明すると、まず、ゲームをする人が卓を囲んで座り、親役の人が、他の人に見えないように一枚ずつカードを配る。カードには強さ が決められていて、持ち主だけが見てもよい。そして、親の右隣から順に、一度だけ右隣の人に手持ちカードの交換を要求することができる。これで一周した時点で、カードを公開し、一番弱いカードを持っていた人の負け。最初の3回ぐらいは練習で、それ以降は負け抜けで、最後の一人が勝者となる。そして、このゲーム。強いカードはとことん強い。交換の要求を蹴ったり、要求してきた相手を、その場でゲームの敗者にする事ができたりするカードもある。

 ここまでの説明でわかる人はわかるかも知れない。

 つまり、このゲーム、ただがむしゃらに欲しい物を求めつづける限り、決して最後の勝者にはなれないのである。より強いカードを求める限り、このゲームでは敗者の可能性が付きまとう。勝利を得る為には、無いものねだりをやめて、耐えるところは耐え、引くところは引き、押すところは押す。
 先の成功の為に、欲しい物の為に、理由はなんでもいい。その為に、「我慢する」と言う事を、ただ遊ぶだけで体感させていくのだ。
 このゲームは2人から遊べるが、6人から10人ぐらいが、一番面白いようだ。と言うことは、友達とわいわい言いながら遊ぶことになるだろう。TVで目を痛めながら、一人で遊んでいる子に比べてなんて健全な子とか。
 もしも、子供が、あんまり勝てないようだったら、さっさとコツを教えてあげるといい。それを見つける事ではなく、必要な時に、我慢する事を教えるのが目的なわけですから。最後の勝者には何か商品をあげてもいいかもね。駄菓子一つとか。最近だとビックリマンチョコとかが良いかも。もちろん、普通のおやつの他にと言う事ですよ?


通信販売:
メビウスゲームス


TOPへ