小説を書こう!

by 龍童真君





 小説を読むのが好きな人は多い。だが書いている人は読んでいる人に比べて少ないだろう。 『なんとなく難しそうだし』と言う人だけではないだろうが、敬遠しがちである事は認めざる得ない。
 しかし、書いている人は声をそろえて『全然難しくないよ』とか『難しけど面白い』などと言う。 たまに『つらい』とか『もう書きたくない』とか言う人もいるが、それは殆どの場合“強制”で書かざるえなかった人である。 趣味で書くのであればそんな事を思うはずは無いのである。つらければ止めれば良いのだから(苦笑)。
 実際のところ、私自身は文を書くのはとことん苦手であったし、作文ほど嫌いなものは無かった。
 しかし今は自分でも不思議に思うほど楽しく感じている。

 小説やマンガ等を読んでいてその話がつまらないと感じた事はないかい?  「もしこうだったら面白いのに」とか「ここは無理にひねらない方がいいのに」とか。
 その気に入らない事が自分で書いた物には無い。自分の理想的な、自分の気に入った話が出来上がる。
 これは面白い。

 下の2つの文はある時、あるチャットでの会話である。


シガラ > で、小説を書いた事がある人に質問。初めて書き終わった時ってどういう気持ちだった?>ALL
アルシーマ > いかに世の中の小説家の方々が凄いかという事を痛感した(笑)>シガラ
まお > 意識して小説らしきものを書いた時であれば、なんか陶酔の極致にいましたな。それはいまでも変わりなし>シガラ
ソウマ > あー。疲れた<感想
まお > プロ初作品の時は・・・なんか、製本されたものを早く読みたくて仕方なかった
まお > とにかく気持ちが高揚していたことだけは間違いない。女も金もスーファミも、何も要らんと思ったことだけは確かです>シガラ
シガラ > う〜ん。 ・・・・それで出来上がったのって納得できる物でした?<質問2
アルシーマ > 満足はしなかったけど、納得はしました(笑)>シガラ
シャナク > いっぱい直したよ(笑)>質問2
シャナク > でもまあその段階では書き上げただけで満足>質問2
まお > そりゃあもちろん。どんなに技術的に稚拙だとはわかっていても、自分で読んで気持ちよかったから>シガラ
ソウマ > 書いた当初は<満足。今は読み返すと自分がいかに未熟だかよく分かる(笑)・・・今書いたのを後で読んでもそうでしょうけど(笑)。
まお > おれ、直しは入れないですねえ、基本的に
まお > 過去も現在も、その時のベストは確実に尽くしているから、満足している>シガラ


龍童真君 > 小説を書いた事がある人に質問
龍童真君 > 初めて書き終わった時ってどういう気持ちでした?<質問1
伏見 > 仕事用の小説と趣味用の小説でずいぶん違う気がするけど……(^_^;)
薬師 匠 > 穴があったら入りたい<気持ち
三山 栄介 > ふみゅー、書きおわったときは充実感がありました。今になって読み返すと、フロッピーをフォーマットしようかと思ったぐらいの内容ですけど(^^;
クラック > フゥーと充実感がにじみでる感じだった>龍童
ばなな > PBMのリプレイも小説に分類する?>龍童
龍童真君 > 一応、文章と言う事でお願いします。>ばなな
かわぐち > これでいいのかぁ? と思った<終わった時>龍童氏
三山 栄介 > 初めて他人に見せたときは、恥ずかしくてしょうがなかった。特にそれが、国語の授業の物語を書いてこいという宿題だったというのもありましたけど。
ばなな > やっと‥‥終わったな‥‥って感じです>龍童
安藤さま > 小説にかぎらず、どんな原稿でも後で読み返すと恥しいきがする。 <私だけかなぁ。(g_g)
クラック > 他人には見せずに抹消した気がする(笑)
ばなな > プライベートだと「もっと書きたいよぉ(;_;)」ですね>龍童
三山 栄介 > いえ、僕もあとで読み返すと後悔しまくるということがよくあります>安藤さま
三山 栄介 > 他人と一緒に書いたときが一番恥ずかしかったのも事実<リプレイ小説書いた。ガープス初めてやった人間にテープ起こしさせて、それをプレイヤー・GMで場所を区切って書いたのだけれど、それが今までで一番大変で恥ずかしかった<リプレイ小説
伏見 > 自分の幻想を他人と共有するって、すごく異常な感覚だよね。そういう不思議さを感じたかな……TRPGにも通じることだけど。
ばなな > でも、幻想の共有が恐ろしく感じる時も有ります>伏見
小森 > 疲れる。これが感想。
うしゃ > 気持ち...んー、あの時はとにかく時間なかったからかなり慌てて書いたんだけど、一応推敲もかなりやったし、割と自信持てたかな...


 見ての通り『つまらない』などと言う人が居ないのはわかるであろう。
 たまに、気に入らない文ができる事もあるが、それは技術的に稚拙な場合であり内容的な物ではない。 だがそれに気づかずに『つまらない』とか『才能が無い』と思ってしまう人が居るのは残念な事である。 技術は何度も書いていれば自然に上達する。初めて書いて完全な小説を書ける人など居ない。気にする必要などないのだ。
 では何を気にすればよいか? ずばり、ストーリーである。
 これは受け売りになってしまうが、小説の何処でもいい。一つでも人を引き付ける、あっと言わせる所があれば、それは小説として完成していると言える。 それこそが読み手を引き込む力となるからである。
 そして最後に小説(文章)を書くうえでもっとも大事な事がある。

   自分が楽しむ事である。

 嫌々ながら、そして無理して書いても良いものなど出来はしない。たぶん。・・・まぁたまに出来ることもあるかもしれないが。


龍童真君 > 小説(文章)を書いてて楽しいと思うことは?
かわぐち > そのうち、登場人物が意志をもったように動き出すことかな?>龍童氏
ばなな > プレイヤー(読者)のお手紙かなぁ‥‥やっぱり。趣味の小説は書いているだけで楽しい>龍童
クラック > 自分の分身が自分にできないことやってるのを見てると楽しい。
三山 栄介 > 小説の中の主人公がどんな行動をするかワープロの前にいないときでも、想像できるときが一番楽しい。
伏見 > 書いた後、読んで自分自身が楽しめること、かな。
ばなな > やっぱり、自分で読んで楽しくない物は確かに嫌だな。
薬師 匠 > プロットから、自分が描きたいトコ書いている時までは以上にノってますね。私は・・
薬師 匠 > ・・・ただ、プロットあまくて、全然そうなんないときも楽しい(^^;
冴月 > うーん……いろいろあるけど……文章だとすると、自分の中にあるものを、形にして再確認できる楽しみがひとつ。小説だと、キャラクター達が勝手にしゃべりはじめて、自分でも思ってなかった物語を作ってくれることが、ひとつ。――ああ、なんかいきなりだったから、これくらいしか言えないッスが(^^;ゞ>龍童真君
薬師 匠 > それもあります、私も同じです<冴月さんの意見
小森 > 他の人が何らかの反応してくれること。「いいよ」と、「どこそこが気に入らない」とか。非常に面白い。楽しい。
うしゃ > TRPGのマスタリングとはまた違う描写ができるとこかな。PC優先だからNPC同士の心理描写とか会話とかきちんとやらない方なので。細かく細かく書き込めるってのは楽しい
小森 > へえ。私の場合、わざと設定をぼかしてますけどね。>うしゃ
うしゃ > いや、設定を細かく書き込むのではなくて心理描写とか会話とか>小森
小森 > なるほど・・。>うしゃ
うしゃ > あんまり細かすぎても読んでる人間はうざいと思うだろうからいろいろひねってはいるけど
兄貴将軍 > 登場人物が勝手に動くこと。それに伴って、当初とは異なる展開に話が転がること、かな?>真君
のま > あと、「これは笑い取れる!」と思った瞬間>龍童
三山 栄介 > 今までは、自分で書いたものは、せいぜい友達に見せる程度だったのが、HPを作るようになってからは、不特定多数に読んでもらえると思うと、期待と不安でいっぱいになっています。やっぱり、書くからには、いろんな人に読んでほしいし。


 それぞれ違う事を言っていても、みんなが楽しんでいる事は納得してもらえただろうか?
 楽しみ方は人それぞれで、真似しても意味は無い。そして書いているうちに、貴方は、貴方だけの楽しみを見つける事となるだろう。

 今まで読んで来た人の中には、「こんなものはデタラメだ!」と言う人もいるかもしれない。しかし私は、「これで良い」と思っている。
 これまでの意見が、私の妄想だと言えばそれまでだろうが、一面の真実を含んでいる事は確かであろう。
 これを読んで一人でも書く気になってくれれば、この文に書かれた事は真実になるのだから。

 願わくは、少しでも多くの人がこの文を「真実」にしてくれる事を祈って・・・・